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名古屋国際会議場のサステナブルな取り組み

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お知らせNCC News Vol.10(2014年6月号)

2014.06.01(日) 運営

News

IMEX 2014フランクフルトに出展・参加しました

 名古屋国際会議場では、去る5月20日(火)から22日(木)まで、ドイツ・フランクフルトで開催された世界最大規模のMICEトレードショーである「IMEX 2014」に出展参加し、海外MICE案件の情報取得、トレードショーの状況把握、関係者とのネットワーキングを行いました。
 MICEとは、企業等の会議(Meeting)、報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字による造語で、多くの集客交流をもたらすビジネスイベントの総称です。
 IMEXは今年で12回を迎える世界最大級のMICEのトレードショーで、毎回多数の出展者やバイヤーが参加します。今回は、出展3,500団体以上、招待バイヤー4,000人、その他来場者4,800人、商談65,000件となり、過去最大の開催規模に達しました。

IMEX会場について

開催都市であるフランクフルトでは中世からヨーロッパの交易品を展示する見本市が開催されてきました。その歴史と伝統は現代に受け継がれ、近年では書籍見本市、国際モーターショーなど大型の展示会が多数開催されています。IMEXもヨーロッパ有数の見本市会場メッセ・フランクフルトで毎年5月に開催されています

 メッセ・フランクフルトは空港や駅から近く、周辺には会議場やホテル、ショッピングセンターなどが建ち並ぶ大変便利な場所に立地しています。敷地総面積は約58万㎡、ちなみにこれは名古屋国際会議場の敷地の約6倍です。利用可能な会場面積は約36万㎡、さらに約10万㎡の利用可能な屋外スペースを有しています。IMEXの会場となったのはこのメッセ・フランクフルトの「ホール8」と呼ばれる展示場。ここだけで床面積は約3万㎡あり、ポートメッセなごやの総展示面積(3.4万㎡)に匹敵します。

IMEX会場エントランスの写真

【IMEX会場エントランス】

メッセフランクフルトのメインゲートの写真

【メッセフランクフルトのメインゲート】

ジャパン・ブース

 日本の共同出展ブースは広さ約190㎡、会場内では中規模の大きさです。白色基調のシンプルな色使いに日の丸と桜をデザインしたJapan – Endless Discovery の観光庁のロゴマークがあしらわれています。日本からは日本政府観光局をはじめ、東京や横浜、京都、大阪など主要都市の コンベンションビューロー、そしてホテルや旅行会社などMICEに携わる様々な団体企業が共同出展しました。ブースでは日本のMICE事情を紹介するセミナーや、日本人職人による握り寿司の提供などが行われ数多くの来訪者で賑わいました。

日本ブースの写真

【白色基調の日本ブース】

日本ブースの写真

【日本人職人が握る寿司に長蛇の列】

バイヤーとの商談

 ブース内の商談コーナーでは、バイヤーに対して名古屋のMICE受け入れ環境や観光魅力などを紹介しました。本番の1ヶ月前からバイヤーと商談予約を取り付け、会期中には12件の商談を行うことができました。バイヤーの属性としては、中国などアジアの企業ミーティングやインセンティブトラベルを取り扱う旅行会社やイベントプランナーが目立ち、活発な経済発展が続くアジア各国が日本に高い関心を持っていることをうかがわせます。

ユニーク・ベニュー

 バイヤーからの問い合わせで特に顕著なのはユニーク・ベニューに関するものです。ユニーク・ベニューとは直訳すれば他に例のない会場です。美術館や博物館、観光施設など通常は利用できない施設をパーティー会場や会議スペースに活用するもので、MICE参加者に非日常的な「特別のおもてなし」を提供することにより開催地を強く印象づけるものです。名古屋でもこれまでに名古屋城や徳川園、名古屋港水族館などで実施されています。名古屋国際会議場ではこれからも周辺施設や関係機関と連携してユニーク・ベニューの企画開発に取り組んでいく予定です。

商談風景の写真

【招待バイヤーとの商談風景】

IMEXに参加して

 MICEに関する最大級のトレードショーであるIMEX。バイヤーはもちろん国内外のコンベンションビューローや施設などの幅広い業界関係者と出会うことができます。これにより世界各国のPR手法など最新の業界トレンドに触れることができました。また、IMEXはバイヤーのニーズを知る機会としても大変貴重で、相手の関心に応えるPRを行うことで信頼を獲得し将来にわたるネットワークを築くきっかけを提供する場であると感じました。  MICE開催地として、日本・名古屋の認知度は世界的には未だ低いといわざるを得ません。認知度を高めるためには、海外における継続的なプロモーション、そして業界関係者との直接的なネットワーキングの構築が大変重要であると、IMEXに参加して認識を深めることができました。

 なお、IMEXから帰国後の6月2日に名古屋国際会議場において、名古屋のMICE関係の業界の方々約30名をお招きして報告会を開催し、IMEXについての情報提供と名古屋における今後のMICEについての意見交換を行い相互の認識共有を図りました。名古屋国際会議場ではこれからも地域の関係者の方々と協調しながらMICEの推進の一翼を担っていきたいと考えています。

IMEX報告会の写真

【IMEX報告会の様子】

Topics

「365個の願い」 (堀川まつり・まきわら船)

 名古屋国際会議場の東側には、名古屋市の一級河川である堀川(全長16.2km)が流れています。堀川は、1610年の名古屋城築城に際し開削され、その後、木材、穀物、海産物などを運ぶ物流の大動脈として市民生活を支えてきました。また、古くから花見の名所としても知られ、当会議場のセンチュリーホールの緞帳にも古の花見の様子が描かれています。

【センチュリーホール緞帳「堀川花盛」】

 その堀川を舞台とした「第25回堀川まつり」が、去る5月31日(宵祭り)から6月1日(本祭り)に開催されました。
 大山の曳き廻し、大治太鼓の演奏、お菓子撒きなど、見るべきものが多いお祭りですが、最も目を引くのは、宵祭りに登場する直径6m高さ14mのドーム状に提灯が飾られた「まきわら船」ではないでしょうか。
 陽が落ちあたりが暗くなった午後7時、会場である宮の渡公園の桟橋にて、まきわら船の365個の提灯に明かりが灯ります。「365」という数字は、1年365日を表していて、1年を通して人々の無病息災を願ってこの数になったといわれています。
 今年も川岸の人々が各々思いを馳せた幻想的なまきわら船。来年以降も、人々の願いを乗せ堀川を往くことでしょう。

大治太鼓の写真

【勇壮な音色を響かせた大治太鼓】

まきわら船の写真

【堀川に浮かぶ「まきわら船」】

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